エンジニアコミュニティ「鹿児島.mk」初イベントの成果報告と今後
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鹿児島.mk
この度、7月12日(金)に僕の所属する鹿児島.mkというコミュニティでもくもく会を開催しました。今回はそのイベントの成果報告と鹿児島.mkについて簡単に書きたい思います。
1. 概要
先にも述べたように7月12日(金)にもくもく会を開催しました。今回は個人的に親交のあったGMOペパボエンジニアのはやぴとけんけんの協力のおかげで、GMOペパボ鹿児島オフィスで開催することができました。
※ もくもく会とは 自分でテーマを決めて、そのテーマについてもくもくと作業をする会
イベントページを貼っておきますので、興味のある人はご覧ください。
詳細は次の項目で述べますが、結果としては大成功でした!
2. もくもく会の成果報告
事前準備
当初は参加定員を10名で募集をかけていたのですが、予想以上の応募ですぐに満員になり、参加希望が溢れてしまう事態となったため、会場の調整ののち参加枠の拡大を行いました。これは鹿児島のエンジニア系イベントでは類を見ない(定員の6〜8割集まれば御の字レベル)事態です!
イベント当日
参加者も様々なバックグラウンドを持った人が集まってくださり、ざっくりと紹介すると
- GMOペパボのWeb系エンジニア
- Flutterに知見のあるゲームエンジニア
- Web系自社開発企業への転職を志望する社会人
- プログラミングに興味のある大学生・専門学校生(鹿大・KCS等)
と言った方々がいらっしゃいました。(席が足りずにソファやカフェテーブルで作業する人もちらほら)
もくもく会でする内容も
- 個人で制作しているサービスの開発
- 学校のプログラミング課題
- 興味のあるスキルの習得
- 興味のある技術書の読破
- ポートフォリオ(※)の制作
と様々でした。
※ポートフォリオとは Web業界では作品集を指します。主にエンジニア内では、未経験のエンジニア志望者が就職・インターンを希望する企業に対して自身のスキルを示すための個人開発のサービスになります。
90分と短い時間でしたが1人で作業を進める人や近くの人と相談しながら作業を進める人もいました。 今回のもくもく会のテーマ設定は技術習得をしたい人が多かったため、成果発表は行いませんでした。なお、僕はYouTubeの企画で使うアプリを実装していました。
懇親会
もくもく会終了後は、懇親会として近くの居酒屋へ飲みに行きました。基本的にエンジニア系勉強会の後は懇親会で飲みに行くのが慣習になってます(参加は希望者のみですし、未成年者は事前に確認をしてソフトドリンクしか飲ませませんのでご安心ください)。 懇親会では現役エンジニアの人とは現場で使っている技術の話や開発スキームに関する悩み、学生の人とは将来を見据えてどんなプログラミング言語を勉強すればいいかといった話をしました。 飲み会なので、普通にくだらない話もしますが。
参加者の声
Twitterの「#鹿児島mk」タグのツイートを抜粋させていただきました。まだつぶやいていない方はぜひ「#鹿児島mk」タグでツイートお願いします!
鹿児島.mk想像以上に人がいてびっくりした(笑)
— がっくん@鹿児島のゲーム会社 (@H_g_k_n) July 13, 2019
今後、鹿児島を一緒に盛り上げていきたいと思った!#鹿児島mk
ブログ記事も書いていただきました。
鹿児島エンジニアの勉強会 #鹿児島mk への参加 https://t.co/cJ0Q9etCjr #jugem_blog
— セリナ🍊 (@serina_ponpi) July 14, 2019
今回参加したイベント記事にしました〜長めなのでお時間あるときにぜひ。コメントもお待ちしてます。
楽しかったです!!!#鹿児島mk
— いのは (@inoha_naito) July 13, 2019
まとめ
今回のイベントでいくつか改善点が見つかったのでそれは次回以降改善していきたいと思います。 なお、これは自慢なのですが、企画してから当日のイベントまで運営メンバーは一度も顔を合わせた打ち合わせをしていません。
Twitterのやりとりを発端にして、全てチャットでのやりとりで完結しています。ですので、もし「鹿児島.mk」の運営(イベント企画)に興味のある方がいたらぜひ連絡ください。
3. 鹿児島.mkの目的
(ここから先は細かい話が続きますので、イベントの概要だけ知りたかった人はSNSシェアをしてブラウザバックをお願いします) 鹿児島.mkに参加することで得られるメリットは主に3つで
- 初見の人でも気軽に参加することができる
- 技術力の高いエンジニアと関わることができる
- イベントでは単に技術だけでなく、コミュニケーションも十分に取ることができる
です。それぞれ紐解いていくと、
1.初見の人でも気軽に参加することができる
鹿児島にもエンジニアのコミュニティはいくつかあるのですが、「技術が限定されている(Ruby専門、Wordpress専門等)」「メンバーが固定化され初見の人が入りづらい」と言った問題があります。
これらの問題を解消するために、 ・技術をなるべく縛らずにイベントを企画する ・初見の人が参加しやすい雰囲気を心がける ・運営メンバーにプログラミング初学者に近い立ち位置の人を加える と言ったことを心がけています。
2. 技術力の高いエンジニアと関わることができる
1.とは対になりますが、初学者に寄り添いすぎてしまうと、コミュニティ全体が「プログラミング入門者が集まるところ」という印象を与えかねません。
そのため、初見や初学者の人に寄り添いつつも、エンジニアのレベルを担保するようにしています。 例えば、運営のはやぴやけんけんはGMOペパボ(上場企業)の中途採用(採用難易度の高い)エンジニアですし、僕自身もSNSやソシャゲをリードエンジニアとして開発した経験のあるフルスタックエンジニアなので、レベルは十分に担保できているかと思います。
3. イベントでは単に技術だけでなく、コミュニケーションも十分に取ることができる
これは、鹿児島.mkを作った経緯にも関係するのですが、鹿児島はただでさえエンジニアの母数が少ないので、技術以外にもキャリアやその他の悩みも共有できる場になるようなイベント設計をしています。
4. なぜ鹿児島.mkができたのか
(くすたん個人の意見で、はやぴやけんけんとはかなり違う可能性があります。多分2人にも話していないかも)
こういったメリットのある鹿児島.mkですが、イベント費や会費は原則無料で運営していきます。
(イベント後の懇親会は原則参加者の自己負担とさせていただき、イベントも会場の規模によっては会場費を徴収する場合もあります)
なぜかというと以下の3点の理由からです。
- 都会と地方のエンジニアの戦い方にはギャップがあるにも関わらず、それを補完する機能がない
- 地方のエンジニア市場を広げたい
- 自分自身の錯覚資産としたい
(前提として僕は現在27歳のエンジニアで生まれてから現在までずっと鹿児島で過ごしてきました。都会のエンジニア事情を完璧に把握しているわけではありません。)
1.都会と地方のエンジニアの戦い方にはギャップがあるにも関わらず、それを補完する機能がない
詳細は下の動画で語っていますが、都会と地方のエンジニアでは立ち回り方が全く違います。
しかしながら、世間に出回っている情報は都会エンジニアに向けたものであり、地方のエンジニアは自力で少ない情報を集め、考えながら立ち回らなければなりません。そういった困ったエンジニアを集めて、各々が持っているノウハウを共有することで効率よく問題解決できるためにコミュニティを設立しました。
KBOYさん(エンジニア系YouTuber )とのコラボ動画
2. 地方のエンジニア市場を広げたい
地方のエンジニアが抱える問題点として、以下のようなことがあります。
- 学生が実務経験を積めるインターンやバイトがない
- 未経験からエンジニアに転職する流れ(実例)がない
- 地方で受注できる常駐案件がない
そのため、エンジニアとして成果を上げようと思ったらどうしても上京する必要が出てきます(これは動画内でも強く推しています)。しかし、僕自身は上京をしたくない(面倒くさい)という思いが強いです。 そこで、このコミュニティでのノウハウ共有や実験を通して、何とかして地方で成功する流れを作りたいと思っています。
3. 自分自身の錯覚資産としたい
錯覚資産とは簡単に説明すると
勘違いさせる力
です。詳しくはググってもらいたいので割愛しますが、現在僕が持っている錯覚資産としては
- SNSやソシャゲをリードエンジニアとして開発してきたフルスタックエンジニア
- 地方でスタートアップ特化の案件を取るフリーランスエンジニア
といったところでしょうか。全て事実なので、錯覚でも何でもないのですが、今後地方で仕事をしていくにあたって、 地方のエンジニアコミュニティを作り上げ、そこから優秀なエンジニアを排出している という事実が広まれば、かなり美味しいのでやってます。
また、僕だけでは気づかない地方エンジニアの悩みも吸い取れるため、このコミュニティで出た地方エンジニアの問題点の解決策を発信することで、他のエンジニア系YouTuberとの差別化も図れるかなと考えています。
こう理由を述べていくと「自分のことばかりじゃん」と思われるかもしれませんが、これが原則無料で質と責任を担保できる理由です。僕自身が受け取れる利益が別にあるからこそ「持続可能な質の高いコミュニティ」を提供できると考えています。
強烈なビジョンだけで僕の方のメリットがないと胡散臭くも見えてしまうので、僕が鹿児島.mkを運営するメリットを述べさせてもらいました。
逆に言えば、僕の方のメリットがなくなった場合は、コミュニティを解体すると思います(現に運営メンバーには、30代になったらコミュニティを誰かに委譲するか、解体する旨も話しています)。 経緯がどうであれ、僕自身がやりたい事を追求することで、結果的に地域に貢献できれば結果オーライかなと考えています。
5. 鹿児島.mkの今後の展望
最後になりますが、今後の鹿児島.mkでは 初見さんでも入りやすく、パワーのあるエンジニアコミュニティ をモットーに
- もくもく会やハンズオン等のエンジニア系イベントの企画・運用
- Slack(チャットグループ)の運用 を進めていきます。興味がある人はこちらよりご参加ください!
今後もこのブログでは、鹿児島.mkの活動ログや地方エンジニアのキャリアハックといった話題について書いていこうと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!