地方でもフリーランスエンジニアがすぐに案件を獲得する方法(鹿児島の場合)
概要
フリーランスになって最初に困ることは、安定した案件の獲得です。 そのため、今回は実体験を元にフリーランスになってすぐに案件を獲得する方法を記載したいと思います。ちなみにこの方法はエンジニアにしか有効ではありません。デザイナーやライターについては分かりませんので、ご了承ください。 なお、この方法で僕は時給5000円の案件を獲得することができました。 大まかな流れは以下のとおりです。
- 自社開発のスタートアップに入社する(インターンがベスト)
- スタートアップで3~5年従事して、それなりの結果をだす
- フリーランスとして独立する際に、元の勤務先から好条件の案件をもらう
順を追って説明していきます。
自社開発のスタートアップに入社する(インターンがベスト)
自社開発をしているスタートアップに入社します。必ず「自社開発」の「スタートアップ」でないといけません。 自社開発のスタートアップを選ぶ理由
- 受託開発の場合、後述の案件をもらうことができない(業務委託の際に再委託の禁止が定義されていることが多いため)
- スタートアップには比較的モダンな開発環境が使われていることが多く、初学の学習障壁が低い。
- スタートアップ特有の開発手法が取られていることが多く、会社側も勝手の分かる人を手放しにくくなる(後述の案件獲得につながりやすい)
また、インターンで入るのが良い理由は「ハズレを引いた時に辞めるのが簡単だから」です。インターンなら「就職活動」という名目で休みをとって他の企業に応募し、「内定が決まったから」という理由で辞めることも簡単です。これが、正社員として就職している場合だと働きながら「転職活動」をしなければなりません。これが中々難しい。そのため、極力エンジニアのインターンとして、スタートアップに入社することを推奨します。
スタートアップで3~5年従事して、それなりの結果をだす
これは、後述の好条件の案件をもらうために必要です。そもそも社内で実績を出していない人に業務委託はしませんし、社内で結果を出せない人はフリーランスとしてもやっていけません。 実際に僕は未経験から半年でプロジェクトマネージャーに、1年でCOOになれるまでの成果を上げました。この時に自分でなければ業務が難しい案件を持っているとベストです。自分でなければ業務が難しいというのは、業務知識を共有していないがためではなく、案件を自分で回せるだけのディレクション能力を持ちましょうという意味なのでご注意ください。
フリーランスとして独立する際に、元の勤務先から好条件の案件をもらう
ここまで来たら、フリーランスとして独立する際に、元の勤務先から今持っている案件を業務委託として引き継ぐことを提案しましょう。この時のポイントは
- あくまで交渉なので、上手にも下手にも出ない
- 最初に提示する条件は絶対に相手が飲まないであろうレベルを提示して、徐々にこちらが譲歩していくような交渉をする
- 最悪の場合、案件がなくてもよいことを伝えておく
元いた職場だからこそ、良い取引先として対等な交渉を心がけましょう。「お世話になったから」「仕事が欲しいから」という理由で、自分を安売りしてはいけません。 ここで安く買いだたかれるようなら未来はありません。
以上が、フリーランスが独立後にすぐに案件を獲得する方法です。フリーランスになって最初の営業と実績づくりを今いる会社でしてしまうというのがポイントです。もちろん、この状態だと会社勤めしている状態と変わらないので、この収益源を元に他の仕事を取るなり、サービス開発をするなりしましょう。