地方のフリーランスエンジニアの生き残り方
詳細はこちらの動画で話しているので、文章を読みたくない方はこちらをご覧ください。高評価・チャンネル登録もぜひ! https://youtu.be/9ZIJDvzfT7A こんにちは、地方でフリーランスエンジニアをしているくすたんです。 今回は
- 地方でもフリーランスエンジニアになれるのか
- 地方のフリーランスエンジニアは儲かるのか
- 地方のフリーランスエンジニアにはどうやったらなれるのか
ということを述べたいと思います。
地方でフリーランスエンジニアになるのはハードゲーム
結論を先に言うと、地方でもフリーランスエンジニアになることはできますが、上京してフリーランスエンジニアになる方がはるかに簡単で儲かります。 実際に僕もフリーランスエンジニアとして、会社員時代に比べると稼げてはいますが、都会のフリーランスエンジニアで言われるほどは稼げてはいません。 また、仕事の取り方もよくエンジニア系インフルエンサーが発信しているようなやり方は都会に特化したものであるため、地方のフリーランスエンジニアにはそのまま適用することができません。 その現状を分かったうえで、どうしても地方でフリーランスエンジニアをしなければならない場合は、 「地方で単価の高いフルリモート案件を取る」という戦略に特化することで、ある程度の努力ができる人なら再現性が高い方法になります。 そのためには以下の2つの問題をクリアすることが必要で、
- Web系のチーム開発をしている企業に入る
- 地方で仕事を取り続けるスキームを確保する
これについてそれぞれ紐解いていきたいと思います。
Web系のチーム開発をしている企業に入る
Web系のチーム開発をしている企業に入る(以下、Web系企業)の目的は、「地方で単価の高いフルリモート案件を取る」際にあたって、この人になら遠隔で高単価の仕事を頼んでも良いと思わせるためです。
仕事を任せてもよいと思われる人になる
少し考えてみて欲しいのですが、自分が100万を使って何かを仕事を依頼するときに4人のうちの誰に依頼するでしょうか?
- その仕事の経験はないがやる気はあると豪語する人
- 仕事の経験はあるがコミュニケーションが上手くできずによく勘違いが生じる人
- 仕事の経験はあり、コミュニケーションも十分できるが仕事をすっぽかして音信不通になる人
- 仕事の経験はあり、コミュニケーションも十分でき、責任感を持って仕事をこなせる人
おそらく全員が4.の人を選択するかと思います。Web系企業に入る目的はこの4.の人になるための業務経験を積むことです。
リードエンジニアとしてディレクション業務を経験せよ
ざっくりと言うと
- 技術力(案件の多いWeb系サービスの開発業務経験)
- チーム開発の経験(1人でポートフォリオを作るときには必要のない技術がいります)
- コミュニケーション能力
- ディレクション能力
これらの能力をつけることができれば、地方でも安定して案件を取ることができるかと思います。 そのためには、「Web系企業でリードエンジニアになり、ディレクション業務を経験する」ことを目標にエンジニアとして働くのがよいです。 リードエンジニアのポジションを狙うこと自体はそんなに難しくないうえ、これができないと後々地方のフリーランスとしてやっていくことはできないので、自分が地方でのフリーランスエンジニアに向いているかを見極める意味でもリードエンジニアを目指してWeb系企業で働くというのは良い戦略かと思います。向いていない場合は、そのままWeb系企業で働けばよいわけですし。
地方でWeb系企業に入ることについて
Web系企業の見つけ方ですが、都会なら既存のエンジニア系インフルエンサーの情報をみて欲しいのですが、地方だとそうはいきません。 なぜなら、Web系企業の母数が少ないうえ、その企業で扱っている技術がフリーランスとして仕事を取っていくうえでトレンドなもの(現在だとRails案件)とは限らないからです。 うまく地方のWeb系企業を見つけられればいいですが、そうでない場合は最初のキャリアだけは上京を視野に入れたほうがよいかもしれません。 これについては近々ブログにまとめますが、待てない人はこちらの動画をご覧ください。 https://youtu.be/74y2pB1mBcA
地方で仕事を取り続けるスキームを確保する
地方での仕事のとり方ですが、こちらも都会のエンジニアの場合とやり方が違います。 なぜなら、地方には都会でよくあるような常駐案件というものがほぼないからです。 なお、これは僕のスキルが低いせいではという疑念を払うためスキルセットを共有しますが極めて平均的です。 スキルセット
エージェントの使い方
まず最初によくエンジニア系インフルエンサーが提唱するエージェントを活用するという方法は使えません。 厳密に言うと、エンジニア系インフルエンサーが紹介するエージェントは地方だと常駐案件やリモート案件が少ないため、適切ではありません。 事実として、先程僕が共有したスキルセットでは有名どころのエージェントでは「案件がない」と断られてしまいました。 いくつかのエージェントは、スキルシートを共有する前に断られたので、地方在住というだけでかなり不利になってしまうのかもしれません。 そこで僕が提唱したいエージェントの活用方法は、
- 有名所のエージェントは登録しておく(念の為)
- リモートワーク専門のエージェントに登録する
です。
僕が登録した有名所のエージェント
こちらは登録こそしたもののいい感触は得られませんした。ただし、案件数は多く地方によっては案件がある可能性があるので登録だけでもする価値はあると思います。(一部アフィリエイトあり) レバテック レバテック ギークスジョブ 僕住む地域では常駐案件はありませんが、関西・福岡・愛知あたりには強いエージェントです。
Pe-BANK
鹿児島の案件があれば連絡するという返事がありました。
リモートワーク専門のエージェント
こちらの2つからはガンガン案件を獲得することができました。 プロシート プロシート Reworker Rewoker また、マイナーなエージェントだと報酬支払が遅い(5月分の報酬が7月に振り込まれる)といったこともあり得るので、僕はフリーランス用の保険にも加入しています。 こちらは請求書の買い取りも行っており、基本的に無料で利用することができます。
コネを作る
こちらが意外と重要で、僕自身YouTuberとして発信活動をしていたり、オンラインサロンに加入していたりするのですが、そのつてで知り合いができて仕事を降ってもらえるようになりました。 何人かはガチの知り合いなので名前は伏せますが、本人からバラされたところでいうとエンジニア系YouTuberのKBOYさんからもお仕事をもらいました。 これは、僕とKBOYさんがYouTuberでコラボをしたことがきっかけです。 KBOYさんとのコラボ動画がこちらです。 ちなみにKBOYさんは他のエンジニア系YouTuberとは違い、エンタメに振り切っていて面白いのでまだ見たことがない人はぜひ見てみてください(僕の動画も見てね)。 https://youtu.be/E3DLSokItFA ただし、全員がYouTuberとして情報発信をすることは難しいと思うので、その場合はオンラインサロンに入ってコネを作ることをオススメします。
まとめ
まとめると
- 最初のキャリアはWeb系企業に入り、リードエンジニアとしてディレクションの業務経験を積む
- リモート専門のエージェントに登録し、何らかのコネを作るかして、地方でも仕事を取れるスキームを確保する
の2点が必要かと思います。 今回は再現性の高い「地方で単価の高いフルリモート案件を取る」ということに絞って述べましたが、それ以外の戦略が知りたい方はこちらをご覧ください。 地方在住でフリーランスエンジニア目指す場合の営業方法について